DIY(日曜大工)での作り方
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5日目(実際の作業日H22.3.4) 立ち上がりの配筋と、コーナー(カーブ部分)の補強です。 写真では見えにくいですが、赤丸印のある部分に斜め配筋しています。 形が変形していると、地震等の外力が加わった時に、変形部分捻じれが発生し、その部分に力が集まるために、クラック等が入りやすくなるために、力を分散させる斜め配筋をしています。(写真に写っていない部分にも施工しています。) 写真の鉄筋に丸いレンコンの輪切りみたいなものが付いていますが、立ち上がり用のスペンサーで、底部には、底部用のスペンサーを配置しています。 スペンサーは鉄筋をコンクリートの中央に固定するための補助具です。鉄筋は、アルカリ性のコンクリートの中にある限り酸化(錆)しませんが、二酸化炭素によって10年で1cmのスピードでコンクリートが中性(中和)されるそうです。鉄筋の周辺まで中性化すると、鉄筋が錆始めるため、鉄筋コンクリートの対応年数が切れたことになります。だから、中央に鉄筋を配置することが重要なのです。ちなみに、スペンサーは樹脂製だったり、モルタル製だったり錆が発生しないもので作ってあります。 完成後に教えてもらった事ですが、立ち上がりのスペンサーは、横の配置でなく、縦の配置だそうです。横だと生コンを投入する際に、スペンサーに砂利などの大きな骨材が引っかかり、ジャンカと呼ばれる充填不良箇所が発生しやすくなるそうで、生コン打設最中にに上から流し込むと引っかかりそうで、横から流し込んで注意していたため、重大なジャンカが発生しなかったため良かったです。 鉄筋の配筋後、排水パイプ(オーバーフロー)配管を設置し、内部型枠を作りました。 内部型枠は、仮設状態で、一切固定はしていません。当初は一度に打節する予定でしたが、Pコンセパレーターなどを使用しないで打節することにしたため、まず底部打節後、2時間位置いてから立ち上がり用の内部型枠を配置して底部がまだ半生状態で打節するように変更しました。(結局、Pコンセパレーターは使用しませんでしたが、2×4木材等で、Pコンセパレーター代わりに代用しました。) |