さわやか信州の庭 toledo
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私が恵方巻きを食べるようになったのは数年前からの事です。それまでは恵方巻きの事すら知りませんでした、私の住んでいる地方では恵方巻きを食べる習慣がなかったのです。大人になってから高速道路が開通して、新幹線も来ました。幼稚園の頃、おばあちゃんと東京に行った時には汽車で8時間ほど掛かっていて長野は陸の孤島だと思っていました、飛行場も無かったので北海道・沖縄の人達よりも東京は遠いところだったんです。東京が近感じられるようになってからは東京以外の地方も近く感じられるようになりました、情報を共通する事が出来るようになったんです。メデアの力も大きいですね。 恵方巻きを食べるようになってから、時々行く回転寿司に予約して取りに行っていたのですが、数日前のデパートのチラシに恵方巻きが載っていて、その中に小布施の鈴花の恵方巻きも販売されていました。 鈴花は隣町にあり家からすぐなので電話で予約を入れ、夕方取りに行きました。 立春大吉の赤札の付いた太巻き、いつま食べている太巻きよりも太い。食べりきる事が心配でしたが南南東の方角を向き無言で願い事をして食べるそうですが、食べきる事が出来るか、中に何が入っているのか気になり、願い事をすることもなくモグモグ何とか食べきってしまった。 キュウリ・菜・卵焼き・海老・しいたけ・かんぴょう・穴子などが入っていて具を海苔で包み、その外側にご飯そしてもうひとつ海苔で巻く太巻き、さすが鈴花の太巻きは美味しい。 太巻きを受け取りに行った帰り、コンビニに立ち寄り豆撒きの落花生を探してみた、恵方巻きと書かれた棚はカラッポ、落花生は見つからなかった、もう一軒、コンビニそこにも無かった、結局スーバーまで足を延ばし豆撒きの落花生を買う事になった。 豆撒きには大豆を撒いていたのだが、長野の北信は落花生を撒くところが多い 鬼は外 福は内 ふたりで、家の外と中に撒いた。 |