さわやか信州の庭 toledo
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昨夜は、急にものすごい風が吹き、ゴロゴロピカーと強い雨とカミナリがしばらく続いたかと思ったら、星が綺麗に見えていました。 今朝は快晴です。 爽やかな薄緑の葉の上に、イロハモミジも小さな花を咲かせています。 ジュンベリーは、今年も豊作になりそうです。 アブラムシが姿を見せ始めたと思ったら、てんとう虫も姿を見せ始めました。 モンタナターライトも咲きはじめました。 今月末には薔薇も咲いてくれます。 久しぶりに庭ブロではなく食プロを投稿することにしました。 それは久しぶりに素敵な空間料理に出会えたからです。 東御市の千曲川近くの静かな山里にある草如庵の事を知ったのは、信州の今、話題になっている食事処を紹介した雑誌を読んだからです。 雑誌の中には、今までに行ったことのあるお店も何軒かありましたが、気になったのは草如庵でした。 完全予約制でランチは、日に二組迄なのに、無駄なぐらいに広い駐車場が建物の北側にあり、回り込むようにしてアシの茂った所に作られた木の歩道を歩いているだけでも心が満たされてしまいます。そのあたりの写真もったのですが容量オーバーでアップ出来なくて、お見せすることが出来ないのが残念ですが、築百五十年の古民家は大きく立派な建物でした、庭も綺麗にされていてお客様をもてなす気持ちが伝わってきました。 食事処は畳の部屋にテーブルが置かれていました。 四月に予約をした時には四月中が予約いっぱいになっていて連休あけのランチです。 前菜は地物の野菜に鶏肉で新玉葱のソースで頂きましたが、アスパラにしてもカブも人参も、普段食べているものとは比べ物にならないほど美味しかったのは何故でしょうか、嫁さんと娘も、ひと口食べて美味しいとニコニコの笑顔でした。 お刺身は太刀魚でしたが、信州ではまず出る事のない刺身です。 記事を読んでいてどうしても行って見たいと思ったのは、御主人が私が行きたいと思っているふたつの宿で働いていたことがあるからです。 京都で摘み草料理で有名な美山荘・そして一年前にお店を始める前までは、軽井沢の星野屋で料理長を務めていた方のお店です。 ハマグリの上にコゴミが乗っています。 八寸には、アマゴの揚げたもの、鯖寿司は本当に美味しかったです 炊き合わせには、北海道サクラマスと筍 鴨しんじょの上に掛けられた山菜の餡はノビロ・ウルイ・ニラなどがあり、山菜を餡にして食べたのは初めてです、料理は奥が深いです。 一品づつ料理の説明をしてくれたおかみさんも、とても素敵な方でした。 孫の為に、ふわふわの座布団を用意してくれ、その上に布を掛け寝かせられるようにしてくださいました。お客様の数を制限しているのは、気持ちよくおもてなしをするのに、それ以上は無理なんどた感じました。 シャコのだし汁で炊きこまれたご飯のうにフキを乗せたご飯、手が掛けられている分美味しかったです、ほんのり生姜の香りもあり、それぞれがおかわりして土鍋の中野ご飯が空っぽになってしまいました。 水菓子は杏にぜんざいアイスの上に草餅が乗せてある 広い敷地に大きな建物、植木も上手く配置されていて、古い建物も良く手入れがされている、この素敵な空間は自分たちだけで独占してしまっいる、自分の家にでもいるかの様に落ち着ける。 これで商売が成り立つのか心配になりますが、あまり人には知られないで欲しいそんな草如庵が京都では無く静かな山里にあるのがとても嬉しく思いました。 帰り際、次回の予約をお願いしましたが、今月は予約でいっぱいのようです、ひと月過ぎぐらいにまた行きますが、次回はなにを食べさせてくれるのか今からとても楽しみです。 嫁さんが効いていました来月はどんな料理が出ますかと、山菜も終わりになるので料理は変わるようですが、見送りに出てきた御主人が、予約の名簿を見て、同じひとであれば料理を買えるようにしていると言ってくれました。 九州に家族で旅行をした時に、当時、娘は生ものが苦手で、お刺身を他の料理に変えてもらうと、熱くした石の上にステーキを乗せて出してくれました。 その事がとても強く印象に残っていて、嫁さんとふたりで日本かいの見える宿に泊まった時に、生ものは苦手ですと伝えると、出てきたのがなんとカマボコでした。 それ以来、苦手なものはと聞かれても、ありませんと答えるようになってしまった嫁さん。 |