さわやか信州の庭 toledo
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昼過ぎからチラチラ舞っていた雪が午後3時頃には本降りに変わり、あたりはあっという間の雪景色、昨日でなくてよかったです。 昨年の春に知った、お気に入りの食事何処に新年を迎えてはじめて行ってきました。 東京の友人も誘い出かけていった草如庵は、何度か紹介していますが、今回が7度目で、春・夏・秋・冬と風景が変わる様子も楽しみながらの食事です。 一月は、雪が少し残り枯れたアシがもの寂しい感じで、千曲川のほとり近くの田舎の村は人影を見る事もなく聞こえてくるのが小鳥のさえずりだけ。 家からだと高速で行っても一時間近く掛かってしまいますが、それでも行きたい草如庵です。 駐車場に車を止めて、枯れたアシに掛かる木の橋を渡り、入口に向かいます。150年前の古民家を必要なところだけ手を加え、以前から残されたものもそのままにしてオープンさせた草如庵、この場所に居られるだけでも心休まる空間です。 玄関から入った最初の部屋には、炭を焚いて湯を沸かし過失替わりにして、訪れる人への心配りを感じさせてくれます。 食事何処とはいえ、たんに美味しいだけではなく、食事をする人のを快く迎え、器にも気配りのある草如庵の食事は味はもちろんの事、運ばれてくる器も楽しみです。 その中で、ご飯は毎回土鍋で炊かれたご飯が出てきます。程よく焦げ目の付いたご飯も、7度の食事で、同じものが出てきたことがありません。 まだあったと思いますが、写真を撮っておいたデータは、4種の土鍋 五月は、ふきご飯。 六月は、あさり&みつばご飯。 七月は、タコ&ミョウガご飯。 9月は、きのこご飯。 11月は、みつば&牛蒡ご飯。 12月は、むかごご飯。 1月は、はまぐり&せりご飯。 8月は、娘が帰郷していて時間がとれなく、10月はクロアチア旅行の疲れで行きませんでしたが、毎回、何ご飯なのか、これも楽しみです。 東京から来てくれた友人は、はじめての草如庵の食事です。昼間予約できるのは2組だけで、今回は、嫁さんと友人の3人の貸切となりました。 予約を取るのも大変なのでラツキーです。 食事を終えて友人に質問をしました。 この料理は、料金がいくらかと、なかなか当たりませんでしたが、みなさんも考えてくださいいくらだと思いますか。 今回の先付は、百合根の飯蒸しで、京都で飯蒸しは良く出されているようです、百合根で作られたおまんじゅうの中にご飯が入っています。 スープのような滑らかさのある白みそ仕立ての椀の中にはレンコンで作られた餅が入っていました。 八寸は、大きないたのようにお皿に3人分一緒に運ばれてきますが、いつも敷地にある木の枝が添えてあり見た目も素敵です。 シイタケ・フキミソ・牛蒡鴨肉詰め・卵焼き・クワイ・ウナギ蒔きなど8品をひと品ひと品味わっていただきました。 ブリ大根は、私がそうするものではなく、焦げ目の付いた大根のうえにブリが乗せられていて生姜を細く切り揚げたものが降りかかり、牛蒡の胡麻和えが添えてある一品で、ひと皿の中にいろんな味と食感があります。 炊き合わせは、蕪と大根の上に鴨肉を乗せほうれんそうが付いていました。 ご飯は、はまぐり&セリの炊き込みご飯です。友人と嫁さんが2杯食べ、私が3杯食べて無垢なる量がありました、最後の一杯のご飯には程よい焦げ目があり、満腹です。 最後にデザートが出てきて さぁいくらでしょうか。 毎回、帰り際に良く付きの予約をしてから帰るので、今回も2月と言いかけると、「申し訳ございません」 昨年は忙しく休みが取れなかったので、「2月はお休みさせていただきます。」 昼間は二組、夜は3組限定の食事何処、最高で1日5組のお客様を迎え、ひと月休みにできる暮らし方には、私も憧れます。 マイペースで自分自身が納得のいく仕事をして、仕事以外の時間もたくさん作れる。 良いですね。 |