日本はコンクリートで出来た家が多く、外国のお家は、自然に溶け込んでいるように思えます。特にヨーロッパは、家の年数がたつにつれ、さらに溶け込んでいきます。
日本のものは、自然についていかないというか、年数がたっていくと、浮いているようにも見えます。
その理由は何か??と考えると、外国は木や石、土といったような自然の素材が使われています。反対に、日本の家は、化学素材が新建築材料として使われているからでないでしょうか?
しかし、そういったなか、以前、アトリエ・天工人という建築事務所が、土の家を作るプロジェクトに取り組んでいるのを見かけた事があります。非常にチャレンジなテーマに見えました。
単に四角では形状で、曲線であるのがなによりも驚きでした。おそらくこの代表山下保博氏がのべているように、この取り組み自体は少ないはずです。なんと、約2500個のブロックを現地で製作し、3カ月かけて積み上げたという。
空間は、自然の空間のように感じ、ぬくもりがあるように思えました。さらには、こういった家が日本の中にほとんどなく、自然と人間が一体化したようにも感じられます。
昨今は、自然との調和というテーマが多い。だから、こういう取り組みは拡大していく可能性が高い。
とにかく、アトピーやアレルギーが増えている現代、自然の素材で家をつくっていく取り組みはあらゆる形ですすめていってもらいたいと思う。