花と樹と風と土 ガーデン工房 結 -YUI- のガーデン通信
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今回の宿は蔵王の遠刈田(とおがった)温泉にあるペンション村の中です。 活動場所である山元町からは山を2つ越えてさらに山道を登って1時間ちょっと。 高原の宿は朝が寒いほどで、少し歩くと清流が流れ、 森の小道の空気はさわやかでした。 いつもの習慣で5時には目覚めてしまうもので… さて、いよいよ活動のスタートです。 午前中は各地でいろいろ資材を調達して回りました。 ところがホームセンターを数軒まわっても腐葉土がない! こちらでは使わないのかな、などと話しながら最後の店の店員さんに聞けば、資材置き場の奥に案内してくれまして、 「いま品物が入ってこないんですよ。セシウムが検出されたものですから…」 「あ、でもこれは計測済です。安心して使ってください」 うーん。確かにそうだ。認識が甘かった… 腐葉土の製造場所も、その材料のある山林もここでは原発災害の被災地の中なのですね。 昼になって山下中学校に到着。 空は快晴。 超のつく晴れ女と晴れ男がそろっておりますので一昨日までの雨模様がウソのような、勘弁してもらいたいような快晴です。 昨日運び込んだ花苗には早くもアゲハが来て蜜を集めていました。 寄せ植え用に集まった一年草は全部で12種類、2000ポット。 ジニア、メランポジウム、ペチュニア、ペンタス、マリーゴールド、ブラキカム、ニチニチソウ、ストック、ナデシコ、ベゴニア、センニチコウ、ハゲイトウ。 そのほか、シュウメイギクや斑入りヤブランなどの宿根草やハギ、ノボタンといった低木もあります。 たっぷり時間をかけて水やりをして… さて、いよいよ製作開始です。 今日は中学生の他に町の花ボランティアのみなさんが駆けつけてくださいました。 イベント当日まで含めて仮設住宅の入居者戸数分の、630個の寄せ植えを製作しなければなりません。 まずは武内さんが仕上げていたオリーブ鉢を囲んで植物の解説と管理の仕方の説明会。 さすがに花ボランティアのみなさんはよく知っておられる。 それでも初めて見る宿根草たちには興味津津でした。 そのあと寄せ植え製作が始まりました。 中学生たちは悪戦苦闘しながらもすぐに慣れて、なかなかバランスの良い寄せ植えを作り始めて若いセンスを感じさせてくれます。 花ボランティアの皆さんはさすがに手慣れていて、このままだとイベントの前に全部作り上げてしまいかねない勢いに、こちらが怖くなるほど! でも、 きれいな鉢だからうれしい! いつもは種から育てた少しの種類の花しか使えないからねぇ こんなにいっぱい種類があって幸せだぁ〜 満面の笑みで製作してもらえて、われわれも幸せでした。 みなさまからの支援に加え、温かい応援のメッセージをお待ちしております。 ご協力頂ける方は以下のサイトからご連絡をお願いいたします。 HANA sakaso プロジェクト with mother Love |