花と樹と風と土 ガーデン工房 結 -YUI- のガーデン通信
レンガで花壇とバーベキュー台を造る〜さいたま市N様邸 2012年春〜初夏
ニックネーム: 向井康治
投稿日時: 2013/01/26 07:03



 昨年の初夏、ロックガーデンの仕事を終えるのを待って頂いて着手した現場です。

 お打ち合せは春でした。



 さいたま市というとロックガーデンの現場よりさらに遠いようでいて、それでもこの旧与野地区となると高速道路を使えば1時間半程度で着きます。渋滞にさえぶつからなければ…

 仕事場はこの狭い通路を抜けた先の、



 こちらです。



 中古の住宅をリフォームして購入されたのですが、ここには古い大きなウッドデッキが有ったのだそうです。
 それを解体した後に広い庭が出現しました。



 こちらにレンガ製のバーベキュー台を作りたいというご要望でした。
 足元は芝生。
 さらにレンガや石を多く敷き詰めて芝部分を少なく出来れば良かったのですが、予算の関係も有るのでそれは一部に止め、一体感を出すために鉢で育てられていた植物を植えられる花壇も、同じレンガで製作することにしました。
 それ以外の狭い通路部分は平板や化粧砂利を敷いて雑草対策とします。



 少し時間をいただいての設計となりました。その間、時折お訪ねして再測量をした際に見たハナミズキの花。



 この素晴らしい花を見ることで、実はデザインに少し変更を加えたりしました。



 5月から6月にかけての施工となり、その後改めて6月下旬にお邪魔したときの写真です。
 生育の悪かった芝生は秋口にまた張り替えを行いました。



 花壇は奥に3段。
 奥の花壇は高さを出しつつ奥行きを感じられるものにして、手前からハーブ、宿根草、低木と植え分けました。
 その左右にボーダー花壇を配置しましたが、右側のそれは低木と宿根草、一年草と野菜の混在する楽しい花壇になりました。



 バーベキュー台には水栓を付けました。もともと立水栓の無いお庭でしたので、実はこの水道工事が大ごとだったのですが、今となればその痕跡は見えません。

 グリル部分は敷き鉄板の上に炭を並べて頂ければ、レンガを汚さず掃除も楽になります。その上のステンレス棒に網や鉄板を乗せて調理します。



 ハナミズキの生み出す陰がこの庭の数少ない緑陰となりますので、鉢に植えられてきたシャクナゲはこの場所に。



 その他の鉢植えの植物たちも随所に収まりました。



 それ以外の、あまり手間を掛けたくない部分は防草シートを施して化粧砂利。



 芝生で覆う土の部分も、建物の影になって生育にあまり良くなさそうな部分にはヒメイワダレソウを。
 芝とイワダレソウのせめぎ合いで領分を分け合って貰うことにしました。



 なかなか思い切って様子を見に伺うことの出来ないお宅ですが(やはり半日以上は掛かりますから)、それでもこの春にはまたお邪魔したいと考えているところです。



よろしければ、ホームページもご覧下さい。
 http://www.yui-garden.com/



























前ページへ | 次ページへ
コメント(2) | コメントを書く
足あと
このブログのトップへ