あまりに涼しくて、今が何月なのか見失いそうになります。夜も深く眠れて、夏の間に傷んだ身体が修復され、生命が再生していくような、そんな日々を送っています。昨夜は、寝室の窓の真正面に遠くの花火大会の花火が見えて、ベッドに横たわってそれを眺めているうちに寝落ちするという、幸せな夜を過ごしました。
昨日はまず、雨の中、公園を一巡りしました。夏の終わり、いろいろな所がどうなっているのかなぁ、という感じです。この一、二週間は、今年もまたサクラにモンクロシャチホコが大発生して、その駆除や対策に追われていましたが、昨日はモンクロシャチホコは一匹も見かけませんでした。とりあえず雨のせいなのか、それともシーズンが終わったからなのか。もう、ほとんどのヤマザクラの葉は食い尽くされて、園内は妙に明るく、下草はこの時とばかりにニョキニョキと大きくなっていました。まだ幼いヒメリンゴも、今年もスカスカにやられました。がっかり、可哀そうに、残念です。
クチナシの葉も虫に食われて悲惨な姿になっていたので、近づいて観察してみました。いました、いました、オオスカシバの幼虫です。尻尾をチョンと立てて、クチナシの葉をボリボリと暴食していました。蝶や蛾の幼虫の食欲は、本当に凄いですね。木や草は丸裸にされて、その食べる姿は最後は茎にしがみついて硬い茎をもボリボリと、そう、ボリボリと音が聞こえてきそうな気がしますからね。ホントに凄い。
一方では、少し前まで何故だか丸裸だったボケには、少しづつ新葉が芽吹いて、緑が回復してきていました。フンフン、良かった良かった。こうして自ら餌となって虫を養っても、また回復して翌年にはちゃんと花を咲かせる所まで戻るのだから、自然はホントに凄いな。
9月はこんな作業をしよう、あれを急がねば、これを上司に確認しなければ、などと組み立てながら事務所に戻って、あとは終日、月末の事務作業に取り組みました。私は8月はこの日が最終出勤日。次来る時は9月か。なんだか気候がこんななので、全てがピンと来ませんね。結局この日は一日雨が上がらず。
雨が上がっても、しばらくは曇り空が続くということで、もう、また暖かくなるという気が全然しません。このまま秋になってしまうのではないかと、だんだん寂しい気分になってきましたよ。