いま花盛りのロウバイです。 今日はシダレウメのある枯山水のお庭のお手入れでした。 玄関前のウバメガシ・マキの段造り、 タケの生け垣の剪定を済ませて、 本日のお楽しみ ( ? ) 、ロウバイの剪定です。 本来は、花芽のはっきりしてくる11月ごろが適期なのですが、 花後の剪定を先取りしてハサミを入れています。 剪定前です。 ロウバイの伸び方 ( 花芽 ) の特徴は 一、徒長枝に花は少ない 二、春から伸びた枝に夏〜秋、花芽がつく 三、ひこばえが多く、株立ちになりやすい です ( 思い付くかぎりでは・・・ ) 。 ハサミの入る前、花の少ない枝が徒長枝です。 ここから、2パターンの剪定方法をご紹介してみます。 どちらも徒長枝をどう料理するか、という点を意識しています。 その1 木のボリュームをやや大きくしつつ花数を増やす方法 徒長枝を、欲しい高さまで残して、それ以上長い部分だけ切っています。 今年の徒長枝から、来年またたくさんの枝を出して花をつけてくれます。 その2 木の大きさを維持、( もしくは小さく ) するような切り返し 徒長枝をつけねから ( さかのぼって ) 切り落とし、花のついた枝も縮めています。 こうすることで、芽数や枝数を増やさないようにできます。 あとは、枯れ枝や小枝を整えていくと完了です。 が、 ロウバイのひこばえも忘れてはいけません ( 実は、これが真っ先に行う作業です ) 。 右に見える幹肌がオレンジ色の部分が今年のひこばえです。 太くなる前に切るのが一般的ですが、 株立ちの他の幹と、新旧交代させることもできます。上の切り株は以前切ったものです。 バラのシュートと理屈は同じ、ということになりますね。 というわけで、ロウバイの剪定完了しました。 わしの個人的な感覚としては、グミやモクレンもロウバイに近い剪定になります(花芽のつき方やひこばえの出方は多少異なる木ですが・・・)。 葉っぱのない時の写真は、ビフォア・アフターの変わり方がわかりづらいかも知れませんが・・・。 ここまでじっくり読んで下さってありがとうございます・・・。 かみさんの作ったぜんざいをごちそうしたいなぁ(miwa料理「余ったお餅で♪」)。