春が待ち遠しいこの季節は 根雪が覆う庭を眺め、園芸本をめくりながら 今年の庭の構想を思い巡らすには最適の時期でもありますねぇ〜 特に今年の冬は全国的に凍てつく寒さ。 「春」を待ち焦がれ 悶々としているガーデナーも多いことでしょう[画像] ヘルマン・ヘッセ著 「庭仕事の愉しみ」 以前 ブックオフで 出逢った本 中学か高校生の頃だったか忘れましたが「車輪の下」は読んだ記憶が(内容をよく思い出せませ〜ん・汗!) ドイツの作家でノーベル文学賞を受賞した作家。 1962没とあるので「わたす」が2歳の頃 亡くなったんですねぇ〜 彼の後半生、執筆に費やす以外の時間はほとんど自分の庭で過ごしたという。 毎日のように庭の作業をしながら その歓びと愉しみ、あるいは苦しみをしみじみと語っています。 人間も自然の動植物と同じ一生物にすぎないとみるヘッセは 自然は征服すべきもの、もっぱら人間のために利用すべきものと考える思い上がった人間中心の勝手な考え方と それに基づく物質文明や度を超した自然破壊を伴う科学・経済の発展を一貫して批判続けたと解説文にありましたぁ〜。 庭仕事の実際の経験を通して、たえず自然の中の自分、宇宙の中の人間を考えていた人なんだなぁ〜。 一番初めのエッセイ「庭にて」は1908年の稿。 100年も前から ガーデナー ヘッセは 庭という愉しみを通して自然との関わり方を 感じていたのですねぇ〜 笑顔で庭作業しているヘッセの表紙の写真。 その深く刻まれた目じりの皺の素敵なこと。 永らくほったらかしだった我が家の庭。 今年は 出きるだけ庭に出てみようと思う今日この頃で〜す。 「金柑」ほおばりながらぁ〜 あはっ