こだわり派達がうみ出していく、これからの”庭”  〜奈良の地より〜
木の見方 松 其の1
ニックネーム: スキットマン
投稿日時: 2010/05/14 18:21

庭木の鑑賞の壺について少しお話を。

 

庭木の中で、代表的な存在と言えば、

まず思いつくのが「松」。

この「松」についての見方を私なりに・・・

 

「松」を観る時、真っ先に気になるのが、これダウン

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写真は、奈良公園で撮影したもの

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同じ木のアップ

 

私の場合なんといっても、「」。「松は幹モノ!」

この幹が、鑑賞の壺。

 

特に、クロマツは「男松」とも呼ばれ、その雄壮さの

象徴が、幹に現れる亀の甲状のひび割れ模様。

 

この亀甲模様は、

どの松の木にも見られるわけではない。

松の木は、年を重ねるに連れ、幹(樹皮)が、

だんだんと分厚くなっていく。

そして、100年を超えるような老大木になって

その模様がはっきりと現れる。

つまり、亀甲状に割れた幹の模様は、厳しい

環境の中で、わが身を守るために進化し、

100年もの月日を生き抜いてきた証である。

 

それでは、他の幹の写真を何枚か見比べてみてください

 

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そこそこの太さはあるが、まだまだ。

 

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庭木では、これくらいが多いかな?

 

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今後に期待を持てそうな感じ・・・

 

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この斜幹も期待できそうな感じ

 

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だんだんと近ずきつつあるが、まだまだ・・・

 

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 やっぱりこれぐらいになると、見応えも出てくる。

 

庭木としては、中々お目にかかれないレベルですが、

たまに出くわす場面もあります。

そんな松は、決まって威風堂々としていて、

すごい存在感を放っています。

ここに、根上りの面白いのや、幹のうねり等々・・・

が、さらに加わっていくと、

じっくり見上げて観て

その内うっとりと、見惚れてしまいます。

私の場合。

 

松に限らず、幹モノと呼ばれる木は他にも

あるが、それらの美しい幹にも魅了される

ことを思えば、根本的に幹が好きなんだと思う。

(あんまりゴチャゴチャと手の込み過ぎた木は

どうも好きにはなれない)

趣味嗜好の問題であって、個人差がある。

 

木の見方については・・・

 

また、別の機会に、他の角度

(樹形・枝ぶり・葉ぶりなど)で、もう少しお話を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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