Ruiのガーデンライフ
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とうほく蘭展薔薇とガーデニングフェスタ2011 (3)
今日は生け花部門からご紹介してみます。 これは小原流の作品。 あは〜 21歳から○年ほど習っていたので・・・まじめな生徒ではなかったので 今では看板もカビてます。(^_^;) 不思議なことに 一番初めに習った事は真っ白な画用紙に絵を描くのと同じで、未だに意識しなくてもそういう視線で見てしまうところがあります。初めて師事した師匠の教えをハズせない庭師さんみたいな感じ。(笑) だから、枝を使わないパリ式のアレンジなどは初めはとても抵抗がありました。切った残りの葉も綺麗なんだけどな〜と、ついつい思ってしまって。薔薇を育ててから惜しげもなくアレンジができるようになり、やっとその良さも少し分ってきました。
おっと、話がそれてしまいました。 お庭の展示で気になった素材たちをご紹介しますね。 こちらの石は黒っぽいけれど・・・ 玄昌石という石で宮城県の石巻の物だそうです。別名はすずり石とのことで、すずりの材料とのこと。 雨が降ったら土が浄化されそうないい感じがします〜〜(気のせい?)
こちらの庭では・・・ 大きな杉の切り株ですが、切った木の皮を剥いで後ろのフェンスの材料として使っていました。昔の人は暮らしの中で手に入る身近な材料を使っていたんですものねぇ。今的には「エコ」で好感が持てました。
こちらの石は良く見ると石臼ではないですか〜。 農家などでは もしかしたら要らない物として放置されていることもあるのでは? 物はしっかりしているだけに、このように庭で生き返らせるのもいいですね。
さて、会場では業者さんたちもイキイキと活動されていました。 花や植物を扱うお仕事はハードで 夏は暑くて冬は寒くて・・、好きでなければできない仕事ですねぇ。 特に薔薇は管理の善し悪しが顕著に出てしまいますから、沢山の苗を日々管理するのは大変な仕事だと思います。 大友さん。また来年も綺麗な薔薇を沢山見せてくださいね!
丹野さん。いつもいろいろ教えてくださりありがとうございます。また「今、個人的に好きな薔薇は何〜?」って聞くかも。(笑)
☆ 庭ブロのまちゃむねさん。立ち寄ってくださりありがとうございます。 ☆ kumiさん 会えて嬉しくて手をニギニギしてごめん〜。 ☆ 花とお買い物に夢中で携帯になかなか出なかったちいちゃん。(笑) ☆ *Lyra*さん。ク リローゲットできて良かったね! ☆ 大友さん ご馳走様でした〜。 ☆ 「Ruiさんは?」と尋ねてくださった方、ありがとうございます
そしていよいよこのゾーンにやって来ました。
今回の主催者展示は「妖精の棲む庭」
バラを中心とした約2000本の花が咲き乱れる世界です。
森の奥手には深い池もあり、船に乗った妖精が遊んでいます。
この森に吉谷さんご本人が手作りされた妖精たちが住んでいて、思い思いの生活を楽しんでいるのですね〜。
音楽を奏でたり・・・ 遊んだり・・・ ここにも・・
ほら、あそこにも白い妖精がいるよ!
庭を製作された鎌田氏の材料も自然で 妖精が棲む森にぴったりでした。それに吉谷さんのデザインと色彩センス、妖精が加わり、この世界が仕上がったんですね。
もしかしたらこの森の良さは花や植物に興味のない方にとっては上手く伝わらないかもしれません。 目を引くおしゃれなパーゴラや大きなコンサバトリーがあるわけでもないし、全てが古木や植物などの自然素材でできている世界だからです。 大きい建造物のないごまかしのきかない庭。植物を知り尽くした人でなければ決して作れない作品のように感じました〜。
森の奥ゆきを感じさせる日陰には森に適した低木や植物が。日当たりのよい見せ場になる場所には薔薇や百合、ルピナス、デルフィニューム、クレマチス。 それらをこの時期に一斉に咲かせるのも それぞれの特性を知っていればこそですね。
見せる為に花三昧にするのではなく、それぞれの場所のグラウンドカバーも見応えがあり、庭のように適材適所に植えこまれていました。 妖精の棲む森ではありますが、私たちの庭作りの植栽のヒントがあちらこちらにありました。
家の窓にはステンドグラスがはめ込まれ、妖精サイズの季節のリースが飾られていましたよ〜。 屋根はホタテね。(笑) 吉谷さんがコケをはさんで より森らしくされたそうです。
ところで・・妖精って何を食べて生きてるんだろ? 森の空気・・?かすみ・・・?花の蜜? もしかして酵母?(笑)
そして最後は真島先生の講演会です。 内科医でもある先生の薔薇の栽培は虫の観察から始まります。農薬も使わず剪定もほんの少々です。 自然に優しい栽培方法は、庭で薔薇を育てている方たちの新しいバイブルですね。 ボロくなった愛読書にサインを頂いてニッコリ。(^O^) 私も本を読んでから 馬糞堆肥やイソジンうがい液等を使いましたが、どれも手ごたえがあり納得のできる結果でした。今年はゴキブリホイホイを使ったテッポウムシ対策も是非取り入れたいと思っています。
講演では薔薇の選び方から虫との付き合い方まで説明をしてくださいました。 最後はドクターらしく 心筋梗塞にならず健康に暮らす為の食生活と エコー検査の重要性を 症例を交えてお話ししてくださいました。 全ては健康から 健康だから庭で過ごせるということでしょうね〜。
休憩時間に「アブラムシはどのように退治したらいいでしょう?」と、質問した方がいました。それに対する先生のお話はとても印象深いものでした。
アブラムシが来るからテントウムシもやって来る。テントウムシが来るからまた他の虫もやって来る。 自然の循環にさからわず、少し手助けしてやれば土も良くなり根が丈夫になります。消毒して取り去るのではなく根を丈夫にしていくんです。 お話は 何だか奇跡のリンゴの木村さんの本を読んでいるような感じでした。
それから・・・夏に薔薇の葉が落ちるのは人間の皮膚と同じ、また綺麗な皮膚になる為の準備期間。古い角質を取った皮膚のような物だから気にしなくてもいいんです。
自然にさからわず 虫と付き合い 薔薇と付き合う そんなドクター真島のお話でした。
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