堂平から下山したその足で向かったのが、8月14日に開催された「合歓の盆 秩父音頭まつり」の会場でした。
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今年は地域PTAの代表と言うことで運営員会の一員に加えて頂き、かなり早い準備段階から関わらせていただきました。
震災の影響や被災した方たちへの配慮から当初は開催の是非が議論されましたし、恒例の花火大会について中止という意見もありましたが、むしろ復興支援の気持ちをこめて例年通りに開催する方向で決定を見たのでした。
その趣旨にのっとり、秩父地区に避難されている福島県双葉町の皆さんをお招きしようと言う案も浮上したのですが、双葉町の皆さんは皆さんでご自分達の盆を過ごされたいとのことでやむなく断念するという経緯もありました。(同日、双葉町の皆さんの多くが避難されている加須市で盛大に盆踊りが開催されたと新聞に報じられていましたね)
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秩父音頭まつりの眼目は正調流し踊りコンクールにあります。
老若男女がこぞってチームを組み、町内のメインストリートから役場の広場までを練り踊ってその華麗さを競います。各箇所には歌い手、囃子方がいてその唄と囃子を披露してくれるのですが、秩父地区にはどの町内にもこうした方たちがいて、どんな小さな盆踊り大会でもテープなどでなく、生の演奏と唄とで踊るようです。
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今年の出場チーム数は76を数え、16時45分にスタートした最初のチームから最後のチームが舞い終えるまで3時間半の長丁場でした。その中にはわが皆野中学からの参加チームが12、小学校や子供会、スポ小などの子供達をはじめ、青年のチーム、ご婦人のチーム、お年寄りのチームなども多数有って、町外からの参加も少なくありませんでした。
わたしは15時から準備に加わり、引き続きこのコンクール参加者の受付、PTAの仕事で会場の巡回、翌日の片付け作業といった役割を受け持ちました。
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秩父音頭の舞いは大層美しく、そのひとつひとつに養蚕や農耕などの秩父の暮らしぶりが表現されていて、特に雁の飛翔を表す両手を斜めに傾けながら拡げる所作の美しさは圧巻だと思っています。
素朴ながらウィットに富んだ歌詞や小気味の良いはやし言葉、軽快さ華やかさ(小太鼓と鉦)と力強さ(大太鼓)、そして独特の哀調(笛)とが相まって、心を打ちます。
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この皆野町に居を構えて16年め。
わたしは初めて、祭の場に最初から最後までとどまって、その賑わいと風情を堪能したのでした。
YouTubeで昨年の様子が動画で紹介されていると教わりました。
興味のある方こちらをご覧ください。