花と樹と風と土 ガーデン工房 結 -YUI- のガーデン通信
HANA sakaso プロジェクト with mother Love 〜 被災地に種をまく
ニックネーム: 向井康治
投稿日時: 2011/11/15 01:10

つい先ほど、山元町から7時間弱かけて戻ったところです。

かなりバテバテですが、明日から再開する本業を思うと最後の報告はどうも今のうちにアップロードしておいた方が良さそうですね。今日の夜からまた、設計も再開しなければなりませんから。

11月14日。

われわれは蔵王の宿をチェックアウトすると、今回最後の活動場所である坂元駅に向かいました。
朝からメンバー1人をさらに加えてHANA sakaso プロジェクトのメンバーが5名。
それに地元「山下花ボランティア」のメンバー9名。
総勢14名で坂元駅前に土を入れ、がれきを取り除き、水仙とクロッカスの球根を植え付け、寒咲き菜の花の種をまく! というのがこの日の活動でした。

山元町被災の象徴的な場所であるここに花を咲かせ、復興と復幸の基点としたい、来る3月11日にここに集う人々の目に暖かい希望の光を灯したい…
そんな願いをこめた活動でした。

睡魔に襲われ始めているので以下はフォトギャラリー風に。



















気が遠くなるほど有った黒土の山もボランティアのみなさんのパワーで一気に片付き、被災したお宅の跡地も見る見る黒い花畑となりました。
メンバーの指導で球根を植え、種をまき…
本当に多くの方たちの思いのこもった今回の活動も、無事に終了しました。

あとは花たちが元気に育ってくれて、山元町の次の春を明るく彩ってくれることを祈るばかりです。





最後に山下中学に戻って資材を撤収し、校長室で次回の活動計画を練ったり、校長先生のねぎらいの言葉を頂いたりしたのですが…

その時の渡辺先生の、
「でも、あそこにはもう行きたくないな」
という言葉が強く心に響きました。

われわれにとってさえとても強烈な印象の坂元駅ですが、地元のみなさんの気持ちにとってそれはさらに複雑な思いのする、残酷で過酷で重々しい場所なのでしょう。
そこで失われた多くの命を思えばそれは当然のこと。
今更のようにそのことを思い知りました。
いつも元気でパワフルな渡辺先生の言葉であれば、それもなおさらです。


武内リーダーによれば12月11日の復幸祈願祭に向けて、次回は大きなモミの木を植えにきて、それに地元の皆さんといっしょに祈りを込めたデコレーションをしたいとのこと。

再会を約束してメンバーや山下中学の皆さんに別れを告げたのでした。





活動はさらに続きます。

みなさまからの支援に加え、温かい応援のメッセージをお待ちしております。
ご協力頂ける方は以下のサイトからご連絡をお願いいたします。

HANA sakaso プロジェクト with mother Love





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